又吉直樹「東京百景」- 僕の好きな一冊。

「僕の好きな一冊」というとてつもなく当たり障りのない企画。いや、企画と呼べるような代物ですらない…。

でも、日々を過ごしていく中で自分がふと「いいなあ」と感じたものって、どこかに残しておかないと時間が経って思い出せなくなってしまうような気がして。なんだかもったいないなあって。

自分の本棚のように読んでよかった本を残したり、聴いてよかった曲を残したり、それで後で見返してみて「このときこんなこと考えてたなあ」って思い返せるような場所って大事だと思うんですよね。

なんせ物を整理してしまっておくとか僕はそういうことがひどく苦手なので…でもWeb上になら残しておけるかなあと思って、気ままにこういう記事も書いていこうと思います。

今日は又吉直樹さんのエッセイ集、「東京百景」

いわゆるジャケ買いという感じで購入したんだけれども、文庫本の表紙の「のん」さんの透明感に惹きつけられて気がついたら手に持っていました。

特段ものすごい奇天烈な話が入っていたり壮大な恋物語なんかが描かれているわけではないですが、幸せでも不幸せでもない日常的な風景が、「東京」というフィルターを通して象徴的に描かれています。

クスッと笑えて読了後に身が軽くなったような、こうして何気ない物語に心を寄せる意味のないような時間も大切なんだなと思わせてくれるような、個人的に大好きな一冊。

バッグにはいつも本を忍ばせ、仕事をするときには基本的に本を横に置いて読むわけでもなく落ち着いたりもしていますが、この「東京百景」もまたそうして身近にそっと置いておきたいような一冊です。

こういう気楽になれる本とか、意味のない時間とか、小さな物語とか。そういうものっていいですよね。

参考|又吉直樹「東京百景」

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