ふと、Twitterで流れてきたミュージックビデオに衝撃を受けてから、浪漫革命の「あんなつぁ」を毎日欠かさず聴いています。気がついたら流してしまう。
レトロで懐かしさに満ちたメロディと「あんなつぁ」というやたら中毒性のある語感に、耳が癒され、思い出の中をふわふわと浮いているような感じがして。
すごく好きなんですよね、こういう曲。
エレキギターの鳴き声のような、哀しさが漂う響きも。多くを語りすぎない余白のある歌詞も。
こういう複雑なように見えてとてもシンプルな楽曲の作りが、聴く人を「思い出への回想」に導くのだと思います。
「思い出の片隅の真ん中にはいつも笑う君がいる」
これが楽曲のテーマらしい。
なんて素敵な表現なんだろうと、僕自身の「思い出の片隅の真ん中」にいる人に想いを寄せながら、今日もまた耳を癒してもらっています。
あの人、今も元気かなあ。なんて過去にふける時間も、忘れず大切にしていたいですね。
作詞作曲/浪漫革命
長い坂を下って
街の片隅に蝉がみんみん
暑い日差しに照らされ
目が回って見えなくなった朝は君と
起き抜けの街眺め
大きなあくびをしている
君が笑うのですあんなつぁ
夜は君と
寝静まる街眺め
大きなあくびをしている
君が笑うのですあんなつぁ
長い坂を登って
街は静かに灯をともして
僕の生活は変わらず
目が回って見えなくなった夜は君と
過ごした日々思い出し
大きなあくびをしている
君はいないのですあんなつぁ
出典:浪漫革命『あんなつぁ』Official MV